花祭り再考

アキラ

2007年01月09日 18:36

今年の正月は、花祭りつまみぐいを行った。
で、まわっている内に、色々勘違いをしてきたな…と今になって感じてます。
ある花のある集落の知り合いが、自分のところの花祭りを見にいっても、笛(の拍子)や踊りが違うので気持ちが悪くなるときがある、といっていたことがあります。
その感じ、今回わかった気がしました。


見てる時、あ~ここの笛なんで単調なの?足の上げ下げもっとしっかりやらないのかな?とか、でもね、そいつあ、よそモンのお門違いの考え違い。
昔、花祭りが民俗学者に取り上げられて、有名になりかけていたころ、ある職業舞踏家が、花祭りの舞い手が「腕時計して」舞ってるの見て、激怒したことがあったそうな、
こんなモノは芸能ではないと…。

でも、花祭りって、だれもの?なんのために行われているか考えれば、そんなことはお門違いだよね。

各花祭りは、各集落のために、絶対的にある。だから、それを他(芸術としての舞や格調高い『神事』としての舞、さらに隣の集落の舞)と比べても、あまり意味は無いような気がするのだけど、どんなもんだろう?一度、花祭りを見守っている方々に聞いてみたいな、と思いました。

ある花祭りでは、庭の横のお茶席が満杯なのに、異様に静かで、のりが悪い、気安さが無い感じがした。思い違いかもしれないけれど、花祭りが観光という外の人のためのモノになって「お見せする」ということになったらば、かなり今とは違った様相がするのだろうと思います。

とはいえ、舞い方は年々どんどん少なくなる。集落の形を守ること=祭りを守ること、皆さんどうしてらっさしゃるのでしょうか?